家づくりへの思い
岡田木材の家づくり
4つのコンセプト
県産無垢材でつくる
頑丈な家づくり
樹齢100年以上の良質な県産の無垢材を十分に自然乾燥させ、伝統的な木造軸組構法による家づくりが基本です。
木を知り尽くした専門工場による製材で強度を引き出し、さらに、プレカットではなく、一本一本丁寧に墨付け手刻み。
そして、長ほぞを用いた接合方法を基本に、頑丈さを追求します。
健康な住まいづくり
住宅建材や防腐剤から発生する揮発性化学物質などが原因で、体調不良や健康被害を引き起こすことがあります。
私たちが用いる素材は無垢材や土壁などの自然素材、化学物質の含まれない素材です。建物によるアレルギーに悩む人々の症状改善例が多く報告されています。
コミュニケーション重視の
家づくり
施主一人一人、好みがさまざまな空間設計やデザインについては、コミュニケーションに時間をかけて、施主とイメージを共有できるよう繰り返しブラッシュアップ。多いときは、20?30プランを練り上げます。
また、敷地の特性をよく引き出せるよう、土地に合った風の通し方、陽の入れ方を考えるのも特徴です。
高いコストパフォーマンス
私たちの会社には、展示場や営業マンは存在しません。
その分、良質な無垢材などの素材、技術力の高い職人技にコストをかけることができるというわけです。
「無垢材の家は高いのでは?」と先入観を持っていた人にも、木の家の素晴らしさをぜひ知っていただけたらと考えています。
私たちの
家づくりの原点
私たちの原点、なぜ、ぐんまの木を用いた
家づくりにこだわるのか。
木には育ててくれた人の心が宿る
岡田木材という社名が物語るように、私たちはもともと山から木を切り出し流通させる材木屋(1961年創業)です。
長年にわたって山の恵み、木の恩恵を受けて事業を進めることができました。
木には育ててくれた人の心が宿っている。
そんな気持ちで、私たちは木に向き合ってきました。
きちんと愛情を持って育てられた木は、色艶や質感が優れ、香りも良く、時間が経つに連れて輝き味わいを増していきます。
しかし、徐々に米マツなど安価な外材や集成材が広く流通するようになってくると、国産材の価格は低迷してしまいます。
木材価格が長く低迷を続けると、いつしか山の手入れも徹底されなくなり、放置される山が増えていく。
木材を適切に流通させ、地主にも利益を還元させないと、山は荒れるばかり。
私たちは直接、木の魅力を工務店に訴え販売の努力を続けましたが、状況は好転しません。
この状況に風穴を開けるために、どうすればいいいか。
「自分で家を建てるしかない」そう決断し、家づくりの勉強を始め、建設業をスタートさせたのが、2003年のこと。当時は新建材全盛、無垢材の家づくりはごく限られたビルダーしか行っていない時代でした。
植樹、育樹してくれた人の心を木に乗せて、一棟一棟丁寧に良い家をつくりたい。
そんな志を持って、私たちは自ら家づくりを始めました。
幸いにして、それまで木材関連の仕事をする中で、宮大工をはじめとするさまざまな職人たちとのつながりが、私たちにはありました。
県産無垢材を用いた
家づくりへの決意
大手ハウスメーカーとは異なり、私たちのスタイルは促成栽培とは対極に位置するスロウな家づくりです。
一棟一棟に多くのエネルギーをかけ、一棟一棟に入魂します。そのため、年間に多くの棟数をこなすことはできません。
ですが、こうした家づくりが施主の理想追求に叶い、そして私たちの原点である山の持ち主、木の持ち主にも、多少なりとも利益を還元でき、良いサイクルを実現できつつあると実感しています。
日本人の貴重な建築文化を支える木材の生産。
木の家を建てるということは、私たちの貴重な建築文化と木材資源を守り伝えていくことでもあるのです。